歴史と神話とさざれ石巌の【大御神社/OUMI-ZINZYA】龍神信仰の遺跡でもあり
【大御神社】
OUMI-ZINZYA
宮崎県日向市日知屋1(伊勢ケ浜)
前回ご紹介した【都農神社】に続き、今回も宮崎県内のパワースポットでもあり歴史と自然の壮大さを感じられる神社をご紹介します。
《前回エントリー》
hinoatarusakamiti.hatenablog.com
日向のお伊勢様として親しまれていている此処は、さほど広さは無いものの、太平洋の大海原を間近で見ながら波音をBGMにして散策出来る癒しの空間となっています。
「国の登録有形文化財」にも認定されているということでケーブルテレビで紹介された映像が有りましたので、まずこちらをご覧下さい。
~You Tubeさんから~ 5分ほど
御祭神は【皇祖・天照皇大御神/あまてらすすめおおかみ】とし、この地の 鎮守としています。
天の岩戸にお隠れになった神としての有名なお話があるので御存じの方も多いでしょうね。
この場所に来て周りをぐるりと見渡すと、一番に目につくものと云えば、神座(かみくら)と呼ばれる巨大な巌(いわ)でしょうか。
皆さんお馴染の国歌「君が代」は、学校で何度も歌ったことでしょう。
「永遠に何時までもお元気でいて下さい」そんな意味合いを含んでいるとか。
その歌詞にも出てくる【さざれ石の巌】がこの巨石になります。
☝上の説明文にもあるように
二千万年前の日本列島はユーラシア大陸の縁にあり、浅い海岸平野でした。そこには川が有り、河口付近にあった細石(さざれいし)が砂や粘土と混じり合い堆積され気の遠くなる様な年月を経て自然の力により作り上げられました。
「神明記」や幾つかの古文書によると、天照御神の孫「瓊瓊杵尊/ニニギノミコト」が御降臨した際にこの場所から大海原を眺め「平安」を祈念したとされています。
此処にはこの「さざれ石の巌」以外にも、同じ様に長い年月の中で自然に作り上げられた造形美を至る所で見ることが出来る神秘の場所でもあります。
【柱状節理/溶結凝灰岩】
また近年、この神社では「さざれ石の巌」のすぐ傍の水窪でドラゴンボール「龍玉」や上り龍のシルエットが見られる洞窟が見つかり五千年前の龍神信仰の証として話題になりました。
※洞窟は同境内「鵜戸神社」に鎮座しています。県南にある「鵜戸神宮」とは異なりますのでご注意下さい。
神話と信仰と歴史のロマンと自然の力の其々が融合して、私達の想像力や興味を引き出してくれる素敵なパワースポット。都農神社とはまた違った魅力のある神社でした。
此方も機会が有れば是非お越し頂き、ご自身で自然のエネルギーを体感してみて下さいね。
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