花風 咲彩の四季折々

〜季節と共に〜

『令和』始めは「藤」づくし/藤城清治に藤の花


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深々と

くぐる藤棚

見上げれば

隙間煌めく

令和の明かり

        ~花風 咲彩~

 

 

 

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いよいよ令和元年が始まりました。

GW中でしたが皆様如何お過ごしでしたか?

天皇陛下の即位を祝う一般参賀は、14万人という凄い人数が集まったようですね。それだけ皆が、この令和という時代に期待が大きいという表れでしょうか?

 

 

 

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もうすでに

透けて見える

夏の入り口

 

今年もまた貴方と

迎えられる喜びを

そっと

薫る風に託す

 

多分

どこか少しずつ

違ってきた景色でも

 

き放たれた想いが

繋がっている道を

きっと

探り当ててくれるだろう

           ~花風 咲彩~

 

 

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令和に入ってもう一週間。

遅ればせながらの今日のエントリーになりました。

 

ご覧頂いている藤の花は全て、日本の初代天皇である『神武天皇』を祀る宮崎神宮の中にある〈紫藤〉です。

 

藤の花は、かんざしの飾りなどにも使われるせいか、日本らしさを強く感じる独特の存在感が有ります。

 

境内は沢山の緑に囲まれ、小さな池や橋もあり、お散歩コースにも、もってこいの憩いの場所です。

 

 

宮崎神宮

宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1  

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天然記念物になっている「大白藤」は、4月上旬から中旬が見頃という事で既に咲き終わっていましたが、紫藤の方は観ることが出来ました。

部分部分で満開のところと咲き終わっているところと有りましたが、今日の時点では5月も一週間過ぎたので、さすがに紫の方も咲き終わったかもしれません。

 

令和の言葉のもとになった万葉集にも、藤の歌が多数あるそうで、令和幕開けには一番ぴったりとくる花のような気がします。 

 

 

 

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藤の花言葉

「歓迎」「優しさ」

 

 

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この宮崎神宮の道を隔てた向こう側には「宮崎県立美術館」が有ります。

 

同じ敷地内に「県立劇場」「県立図書館」もあり、公園としても整備されているので、此方もゆっくりと時間を過ごすのに良い場所です。

 

『宮崎県立美術館 』

宮崎県宮崎市船塚3丁目210

 

 

 

私は藤の花と、この「県立美術館」で開催されている影絵作家/藤城清治さんの光と風のファンタジー「愛生きるメルヘン展」がお目当てでした。

 

今回の展示作品には、お馴染みの小人は勿論ですが、天使やケロヨンなど愛らしいキャラクターも沢山描かれています♪

 

そして今回の目玉といえば、宮崎県内の景色(高千穂峡など)や日向神話をモチーフに描かれた世界が観られること。

何時以上に一味も二味も違う世界観を感じることが出来ますよ!!

 

薄暗い会場内では、作品一つ一つのバックに明りが付いているので、何時も見ている書籍やネット上の画像とは違い、やっと本当の影絵を見た感動がありました。

 

展示作の何点かは、GIFの様に部分的に動きのあるものも有りました。

 

 

 

f:id:hinoatarusakamiti:20190513022048j:plainチラシと入場半券

 

 

以前から藤城さんの作品は大好きで、どれを観てもメルヘンチックで可愛くて、小人探しなどをしながら楽しい時間を過ごせたのですが、会場内は出品作が嬉しいことに結構多かったので、その前に暑さの中で歩き疲れていた私は、途中ゆっくりと座って鑑賞できる椅子が何か所あれば、もう一巡り出来たなと考えていました。それだけ素敵な作品ばかりでした。

 

 

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この度、創立55周年を迎える「宮崎ブーゲンビリア空港✈️ターミナルビル✈️オアシス広場」の天井近くには、何と藤城さんの原画をもとに『神の光 生命の国 愛と花~宮崎と日本の美しさを世界へ』という、壮大なタイトルのステンドグラスが、著名な工芸家・臼井定一さんにより手掛けられ、5月末、お披露目となります。

 

横21メートル・縦3メートルのステンドグラスには、日向(ひむか)神話がふんだんに盛り込まれていて、藤城さんのメルヘンの世界と融合して不思議な雰囲気を醸し出しています。

 

 

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今回の「愛生きるメルヘン展」の会場内でも、そのステンドグラスのレプリカが展示されていました。

入場口にあった、撮影可能スポット「作品紹介/上段中央」が、小さいですが同じデザインの作品になります。

 

※日向(ひむか)神話

日本書紀古事記に残されている神話を、日向(ひむか)を舞台にして描かれたもの

 

 

宮崎空港にお立ち寄りの際は、ぜひ見落とさないようにご鑑賞下さい。

 

 

 

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二十四節気✾七十二候 

立夏りっか

【初候✾蛙始鳴】

かわず はじめて なく

【次候✾蚯蚓出】

みみず いずる

【末候✾竹笋生】

たけのこ しょうす

 

 

 

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七十二候の言葉は勉強になりますね。

蛙(カエル)は、異性にアピールする為に鳴きだすのでしょうか?

ミミズ達は、一足も二足も遅れて「のっそりと!?」冬眠明けをし、豊かな土壌を作るため、無くてはならない存在として動き出すのでしょうか?

タケノコもぐんぐんと成長してくるというエネルギー溢れる頃。

 

一年で一番過ごしやすい季節です。

エネルギーが強い分、疲れが出やすいとも言えますが、輝く新緑のパワーと癒しで、疲れも跳ね飛ばしましょう❣

  

 

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藤の花に藤城清治さんと、何方も【藤】が付いていました。

何てことない偶然ですが、こういう小さいこと見つけるのって意外と楽しい。

私だけかな~?

そんなささやかな日々を、貴方も私も今日も明日も明後日も明るく楽しく過ごせます様に❧

 

本日もご訪問ありがとうございました💝

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