花風 咲彩の四季折々

〜季節と共に〜

『立冬』二十四節気✾early winter もう冬?

f:id:hinoatarusakamiti:20181106230619j:plain ※訂正/×山茶花始開⇒◎山茶始開

 

 

🌼🌼🌼

身震いと

小春日和の

いき戻り

立つ冬わらい

山茶花咲いて

    ~花風 咲彩~

 

 

 

二十四節気✾七十二候」

立冬/りっとう』

early winter

【 初候💠山 茶 始 開】

つばき はじめて ひらく

【 次候💠地 始 凍】

ち はじめて こおる

【末候💠金 盞 香】

きんせんか さく

 ※きんせんか(ここではスイセンを指します)

 

 

とかく似ている椿と山茶花(さざんか)。

初候の山茶始開は何故だか(つばきはじめてひらく)と読みますが、実際は「山茶花/さざんか」が咲き始める頃になります。

紛らわしいですね!

 

 

 

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暑い暑いと言っていたはずなのに、とうとう暦の上では冬に。

縦に長い日本列島では、すっかり冬の装いの所もあれば秋たけなわの所もあり、何時ものことですが季節の楽しみが何倍にも増えた感じがします。

 

こうして少しづつ季節は移ろいでいくから、体はついていけるのでしょうね。

 

 

 

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 移ろいと言えば秋の代表花の一つ「菊」。

この時期、霜にやられて花片の周りが損傷を受け、紫に変色してしまうのですが、それを敢えて【移ろい菊】と呼び美しいと評した、平安朝貴族からの言葉があります。

粋ですね~。

こういう日本語の繊細さ、とても好きです。

 

 

 

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✾✾✾

南下する

紅葉便り

雪便り

抵抗するよに

昼のどかなり

   ~花風 咲彩~

 

 

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不思議と2輪こうして並んで咲いている姿をよく見かけます。薔薇に限らずですが何だか面白いですね。

 

 

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冬の諺≪ことわざ≫に【柳に雪折れ無し】というものがあります。

しなやかな柳の枝は雪の重みにも耐えることから、柔軟なものは剛堅なものより、かえって強かったりするという例え。

同じような意味合いでレジリエンスという言葉もあります。

 

日々、様々な人々や出来事に囲まれている私達。

何か問題が起こった場合、真っ向から立ち向かう勇気や強さも必要ですが時にはしなやかに「かわす」ことも覚えられたら、もう少し楽に生きられるかもしれませんね。

 

 

 

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さて季節の端境期。

体と共に心も鍛えて、今日も明日も明後日も、向かう冬に負けないように明るく楽しく過ごせます様に❧

 

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